線電極防食法「クレフロス」

電気防食とは

給水管の錆びは、鉄金属(配管)から水中に自由電子を放出(電気が流れる)することで、鉄イオンとして水中に溶出することから始まります。こうした錆びようとしている鉄に逆方向に微弱な電流を流してやることで、錆を止めることができます。電気防食は、昔から海水中の鉄金属を錆から守る技術として広く活躍してきました。

給水管電気防食装置「クレフロス」とは

その電気防食の原理を給水配管の錆防止に応用した装置が、線電極を用いた給水配管内面の電気防食装置「クレフロス(KREFLOS)」です。給水配管内部に線状の電極を挿入、線状の電極に微弱な電流を通電することで、配管内面を防食します。耐久性の高い線状の電極を配管内に挿入し、微弱な電流を供給します。これにより、マンションの建て替え時期まで配管の錆を止めることができます。

クレフロスの特徴

  • 給水配管内面に線電極を挿入し、錆の進行を、抑えることができます。
  • 線電極には微弱電圧(3V)・微小電流(数mA/1軒当たり)を使用しており、安全性に優れています。
  • 線電極は貴金属の材料で構成されており、高い耐久性を持ち、安全で無害です。
  • 線電極の絶縁・保護のため網状の繊維ETFE(4フッ化繊維)で被覆されています。
  • 装置運用時の電気代は非常に安価です。(数10円/年間・1軒当たり)
  • 線電極により、水の鮮度が維持され健康にやさしい水を供給します。
  • 給水器具認証を取得しており、直結給水方式への対応が可能です。
クレフロスの特徴

腐食と防食原理

鉄が腐食する原理は、電気が流れる(電子の移動が起こる)ことで鉄がイオンとして溶解するということです。その腐食の大きさは、流れる電気量に比例します。こうした腐食する鉄に「強制的に電流を流して、錆びる箇所に常に電子を供給すれば錆は止まる」とすることがクレフロス(電気防食)の原理です。
Fe = Fe2++2e-
鉄の腐食:左式から右式への移行
鉄の防食:右式から左式への移行(鉄は溶解せずに安定)

クレフロスの防食方法

  • 配管内部に線電極を挿入し、防食電圧を印加することで、配管の腐食を止めます。
  • 線電極をプラス、配管をマイナスとした電気回路を形成し、対象配管を防食します。
  • 線電極被覆材の隙間から腐食部分へ防食電流を供給します。
  • 腐食部分に積極的に電解皮膜(エレクトロコーティング)を形成します。
クレフロスの防食方法

クレフロス線電極素材

※ETFE:4フッ化繊維、水に不溶性で耐摩耗性に優れる、食品衛生法・食品添加物等の規格基準適合品(12高セ第O-0985号)

クレフロス線電極素材

クレフロス装置構成部材


線電極

電源装置(共用部用)

結線BOX 引出金具

電源装置(専用部用)

クレフロス装置設置概要

クレフロス装置設置概要

クレフロス工事施工機材

  • 分配器
    分配器
  • コンプレッサー
    コンプレッサー
  • 通線治具
    通線治具
  • ガイド線
    ガイド線
  • ブラスト器
    ブラスト器

クレフロス施工状況

  • 1.ガイド線挿入
    1.ガイド線挿入
  • 2.ガイド線排出
    2.ガイド線排出
  • 3.線電極挿入
    3.線電極挿入
  • 4.線電極通線完了
    4.線電極通線完了
  • 5.線電極通線完了
    5.線電極通線完了
  • 6.引出金具取付完了
    6.引出金具取付完了
  • 7.電源装置取付完了
    7.電源装置取付完了
  • 8.電源装置取付完了
    8.電源装置取付完了

関連資料がダウンロードできます

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